エンジニアがフリーランスをするときには将来を見据える力が必要になる。どのようなトラブルがあっても大丈夫なように、様々な形で備えをする意識が欠かせないのがフリーランスの性質だからである。会社によって守られている状況ではなくなるため、どのようなトラブルに対しても自分で全て対処しなければならない。
特に問題になりやすいのが資金であり、生活と事業の両方に対して十分な資金を常に持っておけるように備えておく必要があるだろう。事業を始める際に資金を用意するという意識を持つ人は多い。
しかし、近い将来に必要だと明らかにわかっている物事に対する資金だけを考えていると後悔しかねない。事業開始後には想定しなかったトラブルが発生する可能性がある。
突然交通事故にあって働けなくなったり、IT業界のトレンドを大きく変えるような発明があって自分の携われる仕事がなくなったりしたときにはどうするかを考えておく必要があるだろう。
その際に、とりあえずは生計を立てられる程度の資金を持っていることが欠かせない。
また、フリーランスの場合には老後の資金が少なくなりがちだ。老後資金を工面するために自分で積み立てをしていくことが重要になるだろう。
このように想定しにくいトラブルの発生や、遠い将来のことまで見据えたトラブル対策がフリーランスをする上では必須である。自分なら大丈夫だと安易に考えてしまわずに、十分な備えをするように心がけた方が良い。